1987-09-01 第109回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
しかし現実は御指摘のように四十年代から五十二年ぐらいまでかなり急速に栽培が減っておりまして、そしてやっと調整金が加味をされるようになってきてからまた生産がふえてきているという、そういうこともあるわけでありますが、そういたしますと、私は、パリティー計算というのはいずれにしても二十五、六年なら二十五、六年が基準になって、誰が計算しても同じ答えが出るという一定のきちんとしたものが一つ基礎にあって、それに調整額
しかし現実は御指摘のように四十年代から五十二年ぐらいまでかなり急速に栽培が減っておりまして、そしてやっと調整金が加味をされるようになってきてからまた生産がふえてきているという、そういうこともあるわけでありますが、そういたしますと、私は、パリティー計算というのはいずれにしても二十五、六年なら二十五、六年が基準になって、誰が計算しても同じ答えが出るという一定のきちんとしたものが一つ基礎にあって、それに調整額
いわば係数操作で何とかなるものでございますようですが、将来においてパリティ価格に関連する規定が値下げのための大きな障害になることを懸念をして提案をされておるように思いますが、私の間違いですかどうか、その辺をお答えをいただきたいと思いますと同時に、現在においてさえかなり自由な価格の操作権を握っておいでになる政府が、さらに幅の広い自由裁量権を握っておきたいとなさる観点からパリティ計算をお外しになるのではないでしょうか
ですから、今おっしゃった労務費ですか、それと生産性向上の部分、これを分けた場合に、生産性向上は幾ら、労務費の方は幾ら、それからさっきの〇・八のパリティ計算によって上がる部分ですね、これは幾らか。結局、その差が問題だと思うんだけれども。
○山田譲君 だから要するに、パリティ計算の部分は去年より上がる、極めて少ない〇・八だけれども。そうすると、それに上積みして調整額というやつがありますね。それで、去年ときのうの諮問の結果は同じのようだけれども、ということは、言いかえれば調整額は去年より減ったということになりますね。
先ほどから生産性が高い、いわゆる単収益も他の作物に比較してわりといい方だという説明を食品流通局長がいたしておりましたけれども、やはりもっともっと基盤整備をやって生産性を高め、価格の点もいろいろパリティ計算になっておりますけれども、ひとつできるだけの範囲で御期待に沿いたい、このように考えます。
生産費所得補償をするとかパリティ計算だとか、そんなことは何もないわけですよ。もしこのとおりやるとすれば、いままでの農林水産省が進めてきた農業政策がまるっきり変わってしまうのじゃないですかね。 しかし、農政審の報告の中の資料を見ても、消費者物価の推移では全体的に五十一年から五十六年まで一三一・七%、三一%ぐらい全体の物価が上がっているわけですけれども、食料の値上がりは一二六・〇%ですからね。
ところが、ことしの麦の買い入れ価格などを見ますと、パリティ計算には従うと言いながら、この奨励金部分のいろいろな操作でずっと削ってくる。今度のこの畑作の場合でも、私は、昨年の経過からしてもてん菜が一つのモデルとして使われるのじゃないかと思いますけれども、これで奨励金部分を切ってくるというようなことの不安が農民の中にあるわけです。
○野間委員 パリティ計算でやると、これは生産性が向上してその分農家に還元されるということをいままでいろいろ言われてきたわけですけれども、どうも、麦の決定のときのいろいろな農水省の文書等を見ますと、今度は逆に、生産性が上がったからということでこの奨励金部分は切ってくるということはもう一つの特徴として出ておると思うのですけれども、昨年のこの委員会の中でも論議がありましたが、そうでなくて、ここは農家の手取
こんなパリティ計算でやっていけばこうなるのも、ちゃんと計算がある。その計算に「r」というやつをあとから掛けるんだよ。「r」というのは何かというと、「甘しょ又は馬鈴しょの供給量と価格との間の弾力性係数に基づき農林水産大臣の定める数値」となっているのだ。農林大臣が適当に定めて、それでパリティで出てきた数字にこれを掛ければどうでも方程式が成り立つでしょう。
たとえば、麦の場合はパリティ計算でやるというように法律に書いてあります。しかしながら、御承知のとおり、経済事情あるいは需給事情、こういうものを勘案をして値段というものは決めらるべきものでございまして、過剰になっているときに値上げをして、それでどんどんつくることを奨励するようなことはできないのであります。
そういうこともございますし、先ほど私が申し上げましたように、生産費調査による生産費は非常に反収等によりまして大きく振れますので、そういうことから、やはり農家の所得と支出が一定の割合を示すという意味におきましてパリティ計算というものも一つのメリットがあるだろう、こういうふうに考えております。
それから、パリティ計算の場合は、他産業の労賃の動向というものが反映できがたい仕組みになっておるが、やはり農家の所得を保障して再生産を確保するということになれば、特に昨年の労働賃金の動向ももちろんであるが、昭和五十三年の生産農家の投下した、いわゆる生産活動に要した労働の評価というもの、やはりこれは当該年度における労働力の投下に対する評価ということでいくのが正しいと思うのですね。
だから、ことしパリティ計算をやる場合には、この残された二分の一相当額の二千八十円に対して、やはり昨年の最低生産者価格と同様に、これはこのパリティ指数を乗ずるべき性格のものであると私は信じておるわけですが、その点は間違いないですか、局長の見解と私の考えがですね。
だから、その中で、パリティ計算をしなければならぬということは決定上の基礎になっておるわけでありますから、この点については政府が行政的にパリティを左右することはできないわけです。 そこで、今回の麦価決定について用うべきパリティの変動係数というものはどうなっているか、これが一つ。
そういう場合において、生所方式によって生産性が向上した、それだけ今度は価格が下がっていくというような現象も出てきかねない、こういうようなこと等もございまして、私は従来どおりやはりパリティ計算でやった方がこういう経済情勢の中においては生産者のためにプラスになるのではないかと、こういう考えも持っておるのでございます。
それから、いまパリティをとっておっても、私は沖縄のこのサトウキビというのは、少し政府と生産農民の皆さんが力を入れて生産の合理化、生産性の向上を図れば、これは急速に改善もできるし、いまのパリティ計算の中でも相当てん菜糖に近いような方向に改善ができるのだと、労働時間の問題も具体的に申し上げたようなことでございます。
いろいろ御意見もございますが、今年てん菜につきましては、御承知のように奨励金、これもパリティ計算をしまして、半分は基本の価格の中に入れまして改善を加えたところでございます。将来ともそういう考え方で漸次改善をしてまいりたい、このように考えております。私はそういう意味合いで、十分今年度の甘味資源に対する価格の是正ということについては前向きで取り組んでおるところでございます。
私どもは麦、大豆につきましても、御承知のように、ことしはいままでの生産奨励金を基本価格の中に繰り入れをし、そしてパリティ計算でもって価格の改善を図った。従来から農業団体等は一万円麦価ということを要求されておったのでありますが、ことしの麦価はまさに一万円台に乗ったわけでございます。
今年のてん菜の価格は補助金の半分を基本価格に繰り入れをいたしまして、そしてパリティ計算で価格を決定をした、私はいままでの算定方式よりは前進をしたものと考えておりますし、今後もそのように考えてまいりたい、このように考えております。 ただ、ここでサトウキビにつきまして申し上げますことは、価格政策だけでは今後生産農家の所得はそう安定をするわけにはまいらない。
私は、今後の展望に立ちました場合におきましては、パリティ計算でいった方が決して農民の不利益にならないし、その間におきましては政府としてもできるだけのそこに生産奨励金その他の助成措置も講じてまいる、こういうことで、生産農民の皆さんの再生産が確保できるようにということで努力をしておるところでございます。
私は、急速にサトウキビの耕作については合理化が進むものと期待もし、またその可能性というものは非常に大きい、そういう段階におきましては、パリティ計算の方が生産農民の皆さんの再生産のためには有利である、こういう認識を持っております。
だから、パリティ計算というものは、価格は伸びるかもしれぬけれども、要するに全体の状態を反映させるというところのものではないと私は思う。
○国務大臣(鈴木善幸君) 農産物の価格につきましては、御指摘のように、米の場合のように生産費所得補償方式をとっておるものもございますし、また麦類や豆類のようにパリティ計算でやっておるものもございます。また、指定食肉のように安定帯価格というものを決めまして、価格の安定を図っておるものもございます。
農産物の価格につきましては、生産費所得補償方式もございますし、パリティ計算による方式もございます。また、安定帯価格を決めましてそれによって価格の安定を図ると、こういういろいろ対象によりまして価格政策も違えておるわけでございます。
いろいろ物によりまして生産費所得補償方式もありますし、パリティ計算によってやっておるものもございます。あるいは安定帯価格をつくって価格の安定を図る制度もございます。
所得補償方式をとっておりますものもございますし、パリティ計算でやっておるものもございます。また、安定基金等を設けまして安定帯をつくって、そして価格の支持政策をとっておるものもございます。また、不足払いというような制度をとっておるものもございます。
○安倍国務大臣 今度のビートの価格の決定につきましては、春に行うといういままでの慣例があったのを秋に持ってきたわけでございまして、そして畑作物について秋で統一して、同じパリティ計算のもとにこれを決定するという方式を打ち出したわけでございまして、これは私は、今後の農政を考えていく場合に、価格政策の面から一つの前進であったと思うわけでございますが、いまのビートの価格につきましては、これは何といっても、私